家に帰ると その2

いろんなところに心配をおかけしている「家に帰ると」シリーズですが、続報です。ホラーなのかミステリーなのか。突然理不尽な殺人事件に巻き込まれたイケメン探偵k4。いつもどおり安楽椅子で足を組みながら「揺れるから乗り物酔いするなぁ」とつぶやく時、それは僕がもっともイケてる瞬間だ!謎が謎を呼び、密室が密室で、凶器は狂気、カレーライスは大盛り、ラーメンは味卵乗せ、事件の最中、美女の誰かが叫ぶと僕はびっくり。ちょ、大きい声出さないでくださいよ。マジで。と、テレビに突っ込みつつ今日も平和に謎解き中。問題は、殺人事件も起きていないし、安楽椅子に座ったこともないところだろう。あとテレビも家にない。あれ?なんだよ、全部作り話かよ。と思いながら部屋を出ると、まあ、やっぱり、ぜんぜん、まったく、問題は解決していない状態で、扉は焼け爛れていてドッ引きなわけですが。ボスケテ
そんなわけで(どんな理由?)扉の話の続き。
実は問題はすでに解決しています。大変お騒がせしました。
事前に感じていたのですが、これはミステリー形状だな、ということ。つまり、謎だけがまずあるから、不気味に感じるんです。なので、「ミステリーやホラー形式にしよう」と決めて文章を書き始めました。まあ、書く方も謎が解けていない段階で書き始めているところが、小説と違うんですが。現状だけを書きとめてみたので、はっきりいって自分だって超ビビリます。怖いっ!こんな怖いことなら「ネタにしてしまえ」です。ていうか、本当はこの日、ガッシュ新刊の発売日で、読んだらさっぱり扉のことなんて忘れていて、翌日出勤時間に再度びびった、というオチ付き。とりあえず、謎や恐怖だけを演出して正体がわからない状態にしてみました。うん、わりと怖くなったかな。この写真の位置のほうが怖いかな?と思いながらアップ。
次に問題を解決。解決してみると「そんなモンか」となります。
そこで、感じたのは「恐怖」や「謎」というものは、感じている最中がもっとも面白い、ということ。「がっかりイリュージョンシステム」。そういった、期待している状態、わからない状態、というものは、非常に精神的に不安定で面白い。わかってしまったり、ネタバレしたりすると、とたんにつまらなくなってしまう。この面白さは「定型の面白さ」とは逆の方向性にある。賞味期限が短いが、初見の人間にもわかりやすく感情移入できるという特性がある。

助手の女の子をデートに誘ったら「k4さんって食べ物を食べる動きがキモイですよね」と一蹴され泣きながら謎を解決したイケメン探偵k4。これだから年下は嫌なんだ!僕のお姉さまはいずこ!世界の中心でお姉ちゃんと叫んでやる!と良くわからないことを叫びながら、謎が謎を呼び、僕が世界の中心で叫ぶとき、実は、解決したと思っていた問題から、違う問題が浮上。大どんでん返しとなるか?
「家に帰ると その3」→To be continued