浮く発想、沈む思考

ぼんやりと考え事をしていると、突然ひらめく発想がある。それは海のようにシチューのように、いろんなものをごった煮にした混沌から掬ってみた思考のようで不安定で不確定。そいつを捕まえてこね回して削って足して形を整えてみると、わりと面白い考えだ、と思えるものができたりする。もちろん出来ないときもある。しかし、数分もすると、その発想は揮発していて、何を考えていたのか、もうローディングできない。きっとまた原始の混沌に戻ってしまったのだろう。
時々残るものがある。それが時々書き留められる。でも本当はもっとおもしろいことをいっぱい見ているんだよなぁ。全部保存できたら便利なのに。しかし忘れるものは、その程度の面白さで、きっと後から思い出しても、言うほどでもなかったな、ってモノなんだろうね。だから忘れる。