幸福とはなにか?

幸福とは制限のことである。人間は本当は恐ろしく自由度が高い。それを文化や善悪や道徳や幸福で制限している。それが良いか悪いかなど、まったく問題ではない。そういう存在であるというだけだ。そしてそういうことを知らない人間は「何が幸福で何が不幸なのか」というものがわからない。嫉妬すること。心配すること。悲しむこと。落ち込むこと。すべて制限である。では、それは幸福だということではないか。自由が欲しいなら、そんなものすべて捨てられる。すべての制限をなくせる。しかしそれをしないのは、幸福だということを知っているからだ。しかしほとんどの人は、それを知らない、知らないフリをしている、選択が出来ないと信じているようだ。もちろん信仰の自由である。神曲にでてくる地獄の囚人の台詞をしらない?「人は目を開いていながら盲目なのだ。」
だからだなぁ、私が制限されるということは、あえて、だ。あえて制限されている。制限されていることはわかっている。望んで制限されているのだからな。