ポルノが嫌いな有権者の皆様

自分が嫌いなものを想像してみましょう。例えば子供の惨殺シーンとか、血がドバドバでる死体とか、野生動物の狩りのシーンとか、恋愛ドラマで恋人同士が道端でキスしてるシーンとか、どろどろした三角関係とか、お笑い芸人が売れないアイドルを熱湯に入れて爆笑するとか、売れないお笑い芸人が町のガキに絡まれて土下座しているシーンとか、戦争で敵を殺しているシーンとか、高っかい建物の屋上で下を見下ろすとか、とにかく想定できる気分の悪いものを想定してみる。
しかし、その中でそれが面白いと思う人間がいて、それが嫌いな人間がいる。規制すれば正しいという発想の根底は、本来は「自分の気分が悪いから」だ。それを他人のせいにして「子供の教育によくないから」というカバーをする。見栄えがいいのだろう。見栄えなんぞにだまされているから本質に気づかない。誰も正直に「私はそれが嫌いだから、そいつを規制してそのうちぶっ殺してやるつもりです!」という公言をしない。チビクロサンボのように殺される物語もある。鴉のように殺される物語がある。個人的には、18禁や20禁など、無意味と思うのだがどうだろうか。大人がそれをやっているんだから、子供が真似するのは当たり前だ。