今にも落ちてきそうな空の下で

あるところで強盗事件がおきた。被害者はガラス瓶で殴られて荷物を奪われた。現場には被害者の血痕と割れた瓶の破片。しかし破片がすべて揃っていない、特に握る部分が見つからないことに着目した捜査官は、物的証拠を探すために、その失われた破片を探すことにした。そこから指紋が取れるかもしれないからだ。
犯行現場近くのゴミ捨て場。資源ゴミ回収のために捨てられた大量のガラス瓶。その一つ一つの瓶の破片から、犯人の指紋を探していると、男が話しかけてきた。
「なんだってそんなことをしているんだい?見つからないかもしれない。指紋なんてとれないかも。それより犯人がずる賢い弁護士とかつけて無罪になるかもしれないってのにさ。」
君なら、なんて答える?


真実に向かおうとする意思はあるか?それがあれば、今、たどり着かなくても、いつかたどり着く。そちらに向かっているんだから。

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今日の支出
朝食 252円
昼食 1000円