SF的展開

牛を飼っている状況を想像してみる。家畜で、小さな部屋に大量の牛を押し込み、交配させ、子孫を増やし、食用として、消費する。消費と製造の数は同じぐらいで、つまり製造すればどんどん消費されていく。やがてそのような状況で製造のほうが多くなっていくと、高品質な牛を求めるようになった。小さな部屋ではなく、大きな部屋に、大量の牛を押し込むのではなく、少量の牛がのびのびと、交配しないものが高く、子孫を増やす牛と増やさない牛が区別されて、消費されるようになった。(現在この状況になりつつある)

古代の人間の生活状況を想像してみる。自然の脅威から身を守るため、小さな集落で人間は生活している。交配し、子孫を増やすが、自然は厳しく、人間はどんどん消費されていく。消費と製造は同じぐらいで、つまりどんどん人は死んでいく。やがて自然に対する防御を身に着けた人間は、製造のほうが多くなっていき、一人ひとりが高品質な生活を求めるようになった。核家族化がすすみ、一人で生活できるようになったためだ。少量の集合体でも生活がしていけるように、社会システムを構築していった(現在はこの状況になりつつある)

この後、牛はどこへいく?人間はどこへいく?

ここで唐突に臓器売買の話。未来型の犯罪といえば、コレでしょう。まさにSF(サイエンスフューチャー?)人間のクローンは作らない、と国際法で決まっているので作っていないことになっていますが、そんなわけないじゃん。人身売買はいかんといっているけど実際にはあるように、だ。
内臓に悪いところがあるので、臓器交換を行うことにしたんだけど、やっぱり赤の他人の臓器とか怖いよね〜。拒絶反応もあるっぽいし。でもクローン農場のクローンって、小さい小屋で育てられてて、内臓も弱いんだよねぇ。そこで高級なクローンを求めるようになった。大きな社会で少量をのびのびと育てる。必要になったヤツはそこから取り出して移植。みんながみんな、裕福になり、みんながみんな、よい内臓をほしがるようになって、どんどん高品質になっていく。なので惑星にそのままクローンを育てることにした。名前は地球といった。まるでマトリックス。全部夢のお話。