文章作成技法:ツンデレオチ

あるモノをコキおろして「誰が買うかバーカ!」と書いておきながら、最後に「いや、僕は買いますけど。」とつけるだけで、文章をツンデレ化できる。こういう文章の書き方をすると「本当にくだらないとか思ってないんですよ」とか「それはカバーなんですよ」とか、まあわかりやすいオチ&フォローに持っていける便利な文章作成方法である。敵も作りづらい。本当にくだらない、見たくもないものだったら、人は見ない。大嫌い!といいながら毎回その漫画を読んでしまうのは、ツンデレ化の影響だろうか。オチの持っていき方としては、わかりやすい。

「ひぐらしのなく頃に」という「ゲーム」は終了したのか?

先日発売された「皆殺し編」でほぼすべての謎が解明され、あとは解決編を待つばかりの「ひぐらしのなく頃に」ですが、これってゲームとしては、もう終わったんですかね?
選択肢のない、サウンドノベルだったわけですが、製作者の竜騎士07は、「推理を他人と話すことがゲームである」という定義をしました。ユーザが選択して台詞が多少変わるとか、流れが多少変わるとか、そういうものがゲームではなく、他人と話して考えるところがゲームである、という定義は、わりと珍しい発想です。それってゲームか?という人も多かったでしょうし。
そんなわけで、ひぐらしは、選択肢もなく、こちらからアクティブになにかすることは何もない、ただただ進んでいくだけの音のついた小説だったわけですが、少なくとも、竜騎士07が示した「そこがゲームである」という部分の「謎解き」は解答が出ているので、すでにこのゲームは終了している、と考えるべきなのか。それともまだまだ竜騎士07のことだから、裏の裏の裏あたりまで「謎」が用意してあって、この皆殺し編を読んでなお、だいどんでんがえしの「解答」を用意してあるのかどうか。
現状では、すでにゲームは終わっているように見えますが、果たして?本当にもう推理するところはないのか?謎はすべて食い尽くしたのか?別に回し者でもなんでもないですが。わりと現状(皆殺し編)の反発が多かったので、この反発さえも味方に取り込めるラスト(祭囃し編)が存在するのかどうかは、非常に気になります。

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靴の中敷

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借りていた映画「SAW」やっと見た。CUBEを思い出す(見てないけど)。どんだけ長いこと放置してんだよ!という突っ込みもありますが。よくできたホラーサスペンス。きっとみんな裏切られるのが好きなんだ。パズルはどーしたんだという疑問もありますが、最後がキレイだから良し。